チンチャーさんのお話

4月 5, 2012 by 社長 幡司 剛成

皆さんこんにちわ!!

今日は日中にブログを書く時間ができました。

今日の天候は晴れたり曇ったりですね!!

日が当らないとまだ少し寒いです(>_<)

今日は、いつも臨済宗の蔭凉寺様から頂く、花園というエッセイ集に載っていた中から「人」にまつわる話しで、おもしろかったので書きます。

「チンチャーさん」

お釈迦様の時代、たくさんの宗教家や哲学者がいて、それぞれの自説を展開して集団を作っていました。

いつもの時代でもあることですが、お釈迦様の名声が広がるにつれ、仏教をねたみ、お釈迦様をおとしめようとする者が現れ始めました。

中には、どちらの派でない人が、手先として使われ、哀れな結末を迎えることになったりしたようです。

チンチャーさんもその一人だったそうです。

祇園精舎で終日、お釈迦様の説法を聞いた信者たちは夕刻、家路につきます。

インド美人のチンチャーさんは、その頃、更に美しく化粧をし、綺麗なサリーをまとって、精舎の方へ向かいます。

夜は精舎の近くにある別の教団に泊まり、朝になると、祇園精舎にお説法を聴きに来る人達と出会うように見計らって家に帰ります。

不審に思う人達は、お釈迦様の部屋に泊まって来たのと、ささやきます。

やがて、サリーの下に太い帯を巻いて、お腹が少し膨らんだように見せ始めました。

十ヶ月経った頃、大きな木椀をお腹に縛りつけ祇園精舎に入りました。

説法中のお釈迦様の前に仁王立ちして、叫びました。

「結構なお説法をしているが、このお腹のあなたの子供をどうしてくれるんだ」

信者達は唖然としました。

お釈迦様は静かに微笑みました。

チンチャーさんは興奮のあまり、お腹に力が入り過ぎ、とたんに紐が切れ、木椀は信者達の前にコロコロと音を立てて転がって行きました。

チンチャーさんは、状況が読めた信者達に、門外へ放り出されたそうです。

お釈迦様の名声を壊そうとした一派に利用され、大きな嘘をついて、大恥をかいた、哀れな女性のお話です。

長々と読んで頂きありがとうございました。

いつの時代も一緒ですね(-_-;)

これだけの話の中だけでも、いろんな見方があったのでおもしろかったです。

じゃぁ!!私はこれから児島へ行って参ります(^O^)/!!

仏事のとーたるさぽーと 供養商品販売店
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専務 幡司 剛成

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