おかん、死んでくれてありがとう④

6月 2, 2022 by 社長 幡司 剛成

私もなんとか経営というものを少し理解しつつあり、会社も軌道に乗るきっかけを手に入れることができるようになってきました。

いろいろと動き、いろんな事にチャレンジし、気持ちも体も動かしていると自然とおかんの病気も安定しだし、いつの間にかおかんの病気で一喜一憂することもなく、病気が治ることはないですが、すべては安定ということに・・・

 

血液検査の結果が出る度におかんはガッツポーズ!!

 

私もいつの間にかその安定に甘え、おかんに無理をさせてしまっていました。

 

おかんは、無理してても表情には出さないので、そこに家族の甘えがあり、やっぱり頼ってしまっている僕たちがいたのです。

 

そんな状況下の中、新たなチャレンジを・・・

 

会社を軌道に乗せるために、以前から構想がありました「法要専門ホール」を店舗横に建てることになったのです。

 

これもまた隣の土地が売りに出す前に情報が得ることが偶然にでき、構想もあったので銀行に提出する企画書もすぐに用意して銀行へ走り、おかんと一緒に計画を練ったのを鮮明に覚えています。

 

そこからおかんの病気は頭の中の端に追いやりホールに集中。

 

そして、おかんと妹にホールの方は任せて、店舗との連携ができ、認知もされ、会社も軌道に差し掛かると否や、今度は違う形でおかんの体に異変が・・・

 

足が痺れて動けなくなることも・・・

 

病院へ行くと坐骨神経痛と診断。

 

でも!!これは結局、今思い返せばすい臓がんが発症してたんだと思います。

痛いから体は斜めになり、腰のあたりをよくさすっていましたからね。

 

2ヶ月に一回の血液検査は、腎臓の数値や肝臓の数値ばかり気にして・・・

 

「おかん!!大丈夫か?」って訊くと

 

痛いから体が斜めになりながら「大丈夫!!」とガッツポーズ!!

 

その姿が今の僕の原動力です。

 

 

 

 

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